MARGATE ACID by Yuri Suzuki

In the year 2020, a fierce pandemic struck out of the clear sky, unreasonably scattering the world's order and forcing the confused world to start a new life with frequent city blockades around the world.
In the midst of that turmoil, YURI SUZUKI was quietly sketching his mindscape using that dull shiny silver box, like a silkworm spitting out a thread.
Born by a world-class sound artist, the album encompasses a range of emotions induced by an unprecedented paradigm shift, yet the consistently quintessentially sweet moods are extremely ethereal. This is a masterpiece of SUZUKI's emotional worldview, which is skillfully expressed.

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2020年、晴天の霹靂の如く引き起こされた熾烈なパンデミックによって、世界の秩序は理不尽に散らかり、混乱を余儀なくされた市井は、各地で頻発する都市封鎖に新生活を強いられる。その動乱の最中、スズキユウリは人知れず、まるで蚕が糸を吐くように、あの銀色に鈍った箱で静かに心模様を描いていた。
名にし負う世界的サウンドアーティストによって飄然と誕生したこのアルバムは、空前のパラダイムシフトに誘発された様々な感情を包括しつつ、一貫して精髄に響く甘美なムードは極めて幽玄。スズキの情緒的な世界観が巧みに表現された傑作である。

Yuri Suzuki
1980年、東京生まれ、ロンドン・マーゲート在住。精巧につくられた作品を通じて音の可能性を探求するサウンド・アーティスト。1999年から約6年に渡り、アートユニット「明和電機」に研究員として在籍し、音楽とテクノロジーの世界へと踏み込んでいく。2005年、ロンドンへ移住し、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートにて修学。以来、音と人間の関係、音楽がいかに私達に影響を与えるかを問う作品をつくり続け、それらの展示は世界各地に広がった。2014年には2つの作品、「OTOTO」と「カラー・チェーサー」がニューヨーク近代美術館（MoMA）のパーマネントコレクションに選ばれ、その名は加速度的に伝播。その後も、Jeff Millsより制作依頼を受けたドラムマシン「The Visitor」の発表（2015）や、スワロフスキー・デザイナーズ・オブ・ザ・フューチャー受賞（2016）、ミラノサローネでのアウディのインスタレーション担任（2017）、ペンタグラムのパートナー就任（2018）、そして、2019年には学研とのコラボレーションによるレコードカッティングマシン「トイ・レコードメーカー」の発表など、その足跡は枚挙に暇がない。また、音楽面においてはAcid Houseに傾倒し、これまでにFrank Müller主宰のMüller Recordsや、DMX KrewのコラボレーターとしてBreakin’ Recordsなどから数々の作品を発表。2019年にはイギリスのEU離脱に反対するプロテスト7インチレコード「Acid Brexit」を制作し、ロンドンデザインミュージアムのパーマネントコレクションに選定された。

Tracklist

1.	Cliftonville	6:16

2.	Work Like	5:23

3.	Cabeza	5:08

4.	Operator	7:10

5.	Lockdown	6:03

6.	Sketchy	5:47

7.	Ghetto Blaster	5:13

8.	Nostalgic Train	5:24

Credits

released October 17, 2020

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abend kollektiv tonband 01

Written and Produced by Yuri Suzuki
Mastered by Akio Yamamoto (Autora Factory Plate)
Art Work by Kentaro Terajima

This copyright in sound recording is owned by abend kollektiv.

License